会いに行けるCREATURES
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Kenta Takahashi
能力名 森羅万象”42.719km” 強化系 正確無比かつ無慈悲に打ち抜くために手数は無用。長らく封印されし始まりの呼吸[Z]の創使者。万物を知り、万物に触れ、順天裏も知り尽くす紀元のバイヤー。備えて阿鼻よ、叫喚せよ。面前の全天周モニターに表示された文字列は I love Go me, I wanna Go me。本人は極度のバリウム嫌い。
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Couki Minegishi
能力名 マヌケなカブトガニ”アンダーコントロール” 特質系 具現化された念生物からmRNAを抽出。対象者がそれを接種することでナノマシーンが発動。変容させるのは染色体どころか対象者の一生。制約と誓約により標的を絞ることができないが、全ての人類が対象どころか、全生命体が対象。本人は極度の注射嫌い。
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Tatuya Nosaka
能力名 卵男”ミサイルマン” 具現化系 札幌市の新星劇団 ウルフィン座の団長。好きなことは小走り・息切れ・とんかつ(味噌汁は豚汁に変更)・猫の腹毛を嗅ぐこと。GOLD RUSHでは特段収穫はなかったが臨死体験に遭遇。その後の思考に影響を与えた。三途の川で漏らしたワード「セキニン」。本人は極度の愛蜜嫌い。
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Takanobu Nakamura
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MORIN XX
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Yuki Kasuya
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Miku Akiho
INSIDEVIEW OF HEAD.
無駄な事をし続ける。
─── はじまして。今回のインタビューを担当する草津です。早速ですが、社長はマスコミやメディアの取材を一切受けてこなかったと聞いていますが、なぜ今回はこの企画を受けられたのでしょうか。
社長:よろしくお願いします。実は自分は言いたいことが無いんです。伝えたいことも無いし、表現したいことも特に無い。だから、こういう話があってもなんか申し訳なくって。今回はお話があった時、担当されるインタビュアーの方は引き出しを開けるプロだと聞きましたので。開けていただければ私のような人間でも何かしらの役に立つのかなと思いました。
─── 試されている感がすごいです。嫌な汗をかいてきました(笑)。それでは、社長は北海道プリオン株式会社を2008年に創業されたとのことですが今日まで順風満帆に来たのでしょうか?
社長:毎日楽しく過ごさせていただきました。
─── 特にトラブルや苦労もなくここまで来たと言うことでしょうか?
社長:そういう意味ですか。そういう意味でしたら日々とんでも無いことが起きています。そいうことがありすぎちゃってもう麻痺してるっていうか、いつの間にやら逆に楽しくなってきちゃった。
─── 逆境を楽しんでいる?
社長:ううん。(首を振る)そうじゃなくって、痛いことが普通になっていってなんとも思わなくなった。悟空と悟飯がスーパーサイヤ人の状態を普通にしちゃったのと同じ感じ。そんで対処に困ることが来ると「キター」ってなってワクワクする。それを繰り返しているとそういう状態を保てるようになるんだよね。そしてわざと泳がしたり、脇を甘くしてみたり。
─── それは、社長自らが会社を危険にさらしているとこうとではないですか?
社長:逆だよ。常によろしくないことを抱えているから神経がビンビンになっていい。会社にとってベリーベストな状態じゃん。野生の動物って安住の地を手に入れたら何もしなくなる。だって、食べ物がそこらじゅうにあるんだったらわざわざ危険を冒して狩りに出たりしないし、敵がゼロだったらダラ〜っと寝る事しかしない。それは無駄なことをしなくなるって事。そんな時、他から思考の地を求めてきた奴にガバッといかれる。そして、そいつも無駄な事をしなくなる。野生の世界だとその繰り返しで、人間も同じ。摂理だよね。だから、自分だけはそうじゃなくいたいから無駄な事をし続ける。抱えられるだけ抱えていたい。
─── 今もそういう案件を抱えているんですか?
社長:もちろん。他の人には「ないしょー」っていうの事をいくつかね。うちのスタッフも何とも思ってないんじゃないかな。
─── 社長がそういう考え方だとスタッフさんも強くなるんですね。
社長:ごめんなさい。さっきドラゴンボールの話しをしちゃったから、強いとか弱いとかっていう2元論で考えちゃったよね。そうではなく、必ず起こるヤバい出来事があって、それに対処しなくちゃいけないわけじゃん。それをクリアするたび対処法が身につくからだんだん楽勝になっていく。するとなんとも思わなくなって、いつでもどこでもドンとこいやとなっていくんだけど、それが一番マズい。だから自ら美味しく頂きに行くよっていう処世術、方法論の話。
集中力は小学校5年生並みです。
─── 時間に限りがあるのでいくつか質問を挟んで違う終了にしたいと考えています。
社長:まだまだ触りだから説明の余地はあると思うんだけど。草津さんを納得させられる自信もある。
─── …..十分です。社長はタバコやギャンブル、お酒はしないんですか?
社長:タバコはとっくの前にやめました。賭け事はしない、お酒はほどほど。
─── 良いことだと思います。それでは、北海道プリオンの今後の展望を教えていただきますか?
社長:難攻不落で。
─── もう飽きてますね。
社長:集中力は小学校5年生並みです。
─── わかりました(笑)では、最後に。この会社を創業されて良かったですか?
社長:一気にエピローグって感じですね。実はこの会社を興す前にサラリーマンをしていたんだけど、自分らしくできなかった。みんなには「おいおい」って言われることもあるけど。今は毎日なんやかんやで明るく過ごせているから、つまりは創業してよかったってことになるんじゃないかな。人間は明るく生きるそれが全てだから。
─── なるほど今回はありがとうございました。まだまだ聞きたいことがたくさんあるのでいずれ掘下取材をお願いします。
社長:いつでもどうぞ。草津さんにならお話しします。
─── そう言っていただいて嬉しいです。理解していない部分もあるので聞き直す(録音している)のを楽しみにしている自分もいます。タイピングしたらノーカットを送ります。
社長:わかりました、ありがとうございます。今回インタビューを受けてみて本当によかったです、見事に引き出されました。引き出されたので誰かの役には立てたました。
─── ………。
社長:えっ?
※一部分の抜粋インタビューです。
フリーライター 草津 数議(くさつ かずよし)
1000人以上の取材経験からインタビュイーの生身の人物像に迫ることを得意とする新進気鋭のライター。政治経済から子育てまで、ノージャンルの見識と、自ら体験ルポに飛び込む取材力は日本国内だけでなく、海外からも高い評価を受けている。代表記事は「◯◯◯から見える世界。」